穂高守る山岳ガイド結成 料金で登山道整備 2010.8.29
8月29日付の日本経済新聞朝刊に、穂高守る山岳ガイドが結成されたとの記事が掲載されている。ガイド料金の15%を涸沢小屋周辺の登山道整備や、遭難救助用の装備品調達に使うそうだ。
(記事全文)
「登山者とともに穂高を守りたい」。北アルプス穂高連峰にある涸沢小屋(長野県松本市、標高2350メートル)に暮らす谷剛士さん(29)ら5人が、山岳ガイド組織「穂高ガイズ」を結成、ガイド料金の一部を登山道整備などに充てる試みを始めた。
日本山岳ガイド協会によると、異例の取り組み。山小屋を拠点とする山岳ガイドも全国初とみられ、谷さんは「天候や登山道の状況を毎日観察していて、安全な登山にも役立つ」と話している。
谷さんによると、穂高連峰の登山道は各山小屋が国や県の予算を使って整備している。しかし予算は十分でなく、山小屋のボランティアでまかなっているのが実情だ。
穂高の将来に不安を感じ「ガイド活動を通じて山を守ろう」と決意。7月に穂高ガイズを発足させた。ガイド料金の15%を涸沢小屋周辺の登山道整備や、遭難救助用の装備品調達に使う。
ガイドが山小屋に暮らしていることで利用者にもメリットがある。都市部のガイドに依頼した場合に必要な交通費や宿泊費がかからず、料金は割安に。「頂上への案内だけでなく涸沢周遊プランなどを提供する予定で、穂高のさまざまな魅力も楽しめる」(谷さん)という。
代表的なプランは、涸沢小屋から奥穂高岳(3190メートル)登頂で、料金は3万5千円。別に9千円の山小屋宿泊料が必要。ほかのプランなどはホームページで。アドレスはhttp://hotakaguides.jimdo.com/
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