しっかり対策 冬快走 2011.1.25
1月25日付けの日本経済新聞に「しっかり対策 冬快走」との記事が掲載されていた。
マラソンなどの運動中に意識がもうろうとして走行不能となる状態を「collapse(虚脱)」と総称し、夏の熱中症(高体温症)が代表的だが、冬でも起こりやすい虚脱がたくさんあるそうだ。
低体温症
前半をオーバーペースで進んでいる際は、生み出すエネルギー(産熱量)が高いが、後半ペースが落ちると産熱量が減る。しかし、気温が低い冬はどんどん熱が奪われ、放熱量が産熱量を上回り、深部体温が下がり、体の機能が低下してしまう。初心者ほど危険性が高いそうだ。
高体温症
冬でもオーバーペースになって過剰な産熱をすれば、体温が急激に上がってしまう。フルマラソンよりも10キロレースなどのほうが、無理をしがちなので危険であるそうだ。
低ナトリウム症
「給水をしっかり」という忠告を律儀に守るあまり、水分を取りすぎると血液が薄まり、心肺や脳が機能障害を起こす。初心者ほどがぶ飲みをする傾向があるから危険であるそうだ。
低血糖
マラソンなどの長時間運動では筋肉が血中から糖を取り込んでエネルギーにする。オーバーペースになると、肝臓から血液への糖の供給が間に合わなくなり、血糖値が下がる。これによってエネルギー不足に陥った脳がブレーキを掛けるそうだ。
運動性虚脱
ゴール後に立ち止まると、筋のポンプ作用が弱まり、血液が末端から心肺に戻りにくくなる。そして脳への血流が悪くなり失神に至ることもあるそうだ。
冬場のトレーニングやレースを安全に快適に楽しむには、十分な準備を積み、実力に合ったペースで走る必要があるとのこと。
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