登山ブームで遭難増加 2011.7.31
7月31日付けの神奈川新聞に「登山ブームで遭難増加」「転ばぬ先の山岳保険」との記事が掲載されていた。
夏山シーズンの本格化で各地の名峰は登山客でにぎわっている。空前の登山ブームの陰で毎年後を絶たない山の事故に備え山岳保険は欠かせない。万が一に掛かる遭難捜索費用は予想外に高額。中高年や若い女性など登山愛好者層の裾野が拡大する中、安心して登山するための"転ばぬ先の保険"として心掛けたい。
救助と請求と
日常から抜け出し雄大な自然を満喫できる登山やハイキング。ところが、いつの間にか道に迷い、急な斜面を滑落して骨折、身動きがとれず救助を待つ羽目に。山岳レジャーは遭難の危険と常に隣り合わせだ。
警察庁によると、2010年の山岳遭難者数は前年比311人増の2396人で調査した1961年以降最多となり、近年の登山ブームの影響で増加幅も拡大している。こうした遭難者の7割は山登りやハイキングなどの登山客で、年齢層も8割近くを中高年が占めている。
遭難事故の捜索は警察・消防などの公的機関が担う。ただ、捜索が大掛かりになると地元山岳会などを中心に民間の救助隊を組織し、民間ヘリコプターがチャーターされれば費用は100万円を超えるものも珍しくない。運良く救助され安心したのもつかの間、自己負担では賄いきれない高額の請求が回される憂き目にあわないとも限らない。
こうした費用の負担を軽減するのに『山岳保険』がある。ただし、山岳保険は、ピッケルやザイルなどの登山用具を使った本格的な山登りが対象で、軽装による登山やハイキングなどアウトドア活動を対象にした保険とは異なるので注意が必要とのことである。
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